ブランド総合研究所が毎年行っている「都道府県別魅力度ランキング」で6年連続ワースト1位という、不名誉な記録を更新し続けている茨城県。
茨城県はそんなにも魅力のない県だろうか。
名物なら水戸納豆にアンコウ鍋、観光名所なら日本三名園の一つに数えられる偕楽園と、決して魅力が皆無なわけではない気がするのだが……。
2017年には朝ドラ『ひよっこ』(NHK)の舞台にもなり順位上昇が期待されたが、一度付いてしまった「魅力がない」という印象はそう簡単には拭うことができないようで、最下位を更新。現在に至っている。
そこで今回、茨城県の良いところを知ってもらおうと、知られざる茨城県を調査。
最下位脱出の起爆剤となる(?)、茨城県の魅力を発表する。
【レジャー】
無料で潮干狩りができる!
目前に迫ったゴールデンウィーク。
レジャーを楽しもうと思えば、何かとお金が掛かってしまうもの。
潮干狩りを楽しもうと思えば、大人であれば2000円ほどの料金がかかるのが普通だ。
しかし、茨城県には無料で潮干狩りが楽しめるスポットがいくつもあるのだ。
大洗第二サンビーチ
日川浜
波崎海水浴場
年々漁獲量が減っており、捕っていいエリアや貝の大きさ、一回に捕っていい量などの制限があるものの、基本的には無料で潮干狩りが楽しめる。
捕れるのはハマグリにホッキ貝など。
4月中旬から5月にかけて最盛期を迎えるため、ゴールデンウィークのレジャーとしては最適だ。
これが無料で楽しめてしまうのは、茨城の大きな魅力のひとつと言えるだろう。
無料でイルカウォッチング!
野生のイルカを見てみたい。
そんなことができるのは……と、考えたとき思い浮かぶのは、沖縄など南方の県だろう。
しかし、実は茨城県でもイルカウォッチングが楽しめちゃうのだ。
茨城県で見られるのは、スナメリというクジラ目ネズミイルカ科に属する小型のイルカ。
茨城県の中部から南部にかけて広がる鹿島灘は非常に魚種が豊富で、
それを餌とするスナメリが海岸近くに頻繁に回遊してくるのだ。
波間に大きな影が見え隠れする。
体長1.5mほどのイルカ・スナメリだ。
見ているだけで実に癒される。
前述した潮干狩りをしながらでも、イルカに遭遇するチャンスはある。
無料で潮干狩りをしながら、イルカにまで会えちゃったら、さぞやいい思い出となる事だろう。
こんな事ができるのに、魅力がないなんて言っているのはどこのどいつだ。
モンスターフィッシング
近年流行中のモンスターフィッシング=怪魚釣り。
海外の怪魚釣りツアーも存在し、怪魚ハンターなる肩書の人もいるほど愛好者が多くなっている。
しかし、大型連休に海外や遠出は料金は高い上に混雑もする。
そんな敷居の高いモンスターフィッシングも、茨城県の霞ケ浦水系に行けば簡単に体験可能。
道具も量販店で売っているファミリー釣具セットでOK。
でも、釣りというと餌の虫が苦手……という方もいるはず。
そんな心配も茨城のモンスターにはいらない。
なんせ、大好物がから揚げなのだから。
スーパーのお惣菜コーナーで1パック買っていけば半日遊べる。
狙うのはチャネルキャットフィッシュという北米原産の大ナマズ、通称・アメナマ。
元は食用で移植されたものだが、現在では特定外来種として駆除の対象にもなっている。
釣り方は簡単。ファミリーフィッシングセットの仕掛けを結び、ハリにから揚げを刺して投げ込むだけ。
異常繁殖しているチャネルキャットフィッシュはいとも簡単に釣れてくれる。
30センチ以上はザラ、ときには70センチもあるアメナマが、子どもや女性など初心者でも難なく釣れちゃう。
こんな楽しい釣りができるのは茨城県だけ!
↓霞ヶ浦でアメナマ釣りを楽しむ動画。