間もなくゴールデンウィーク。
気温も上昇し、アウトドアが楽しくなる季節だ。
家族や仲間たちとバーベキュー(以下BBQ)をする人も多いだろう。
しかし、BBQの際、こんな不満を持つ人も多いのではないだろうか。
「肉を食うなら白飯が欲しい!」
日本の一般的な家庭であれば、焼肉は“おかず”であり、
それのみでお腹いっぱいにするものではない。
焼肉をおかずにして白飯をかき込み、腹を満たすのだ。
たとえ、お腹いっぱいになるほどの焼肉があっても、
白飯が欲しくなってしまうのが日本人というのもだろう。
しかし、BBQの場に炊飯器を持って行くわけにはいかない。
弁当箱にご飯だけ詰めていっても冷めてしまっておいしくない。
そこで、大活躍するのがスウェーデン製の小型飯ごう『メスティン』(トランギア)だ。
見た目は、懐かしいアルマイト性の弁当箱のような四角い箱。
熱伝導率の高いアルミ製、熱がまんべんなく回る横長の平べったい形から、
誰でも簡単に米が炊けると、アウトドア愛好家から絶大な人気を誇っているのだ。
飯ごうを使って炊飯と聞くと難しそうに感じるが、そんなことはない。
100均で売っている固形燃料を使えば、半自動で簡単においしいご飯が。
固形燃料(25~35g)に火を点けて、あとは燃え尽きるまで約25分放っておくだけ。
火が消えたら、10分蒸らせば出来上がり。
素人でもほぼ失敗なく米を炊くことができる。
これで、BBQでも邪魔にならずおいしい白飯を食べることが可能に!
これだけ便利なのにたったの1600円(税抜)というお手軽さ!
焼肉には白飯! というあなた、メスティンは絶対に買いだ。
■炊飯実例(今回はエスビット社製の固形燃料を使用)
米1合に対し、水加減は内側のリベットの真ん中に合わせる。
エスビットのポケットストーブに乗せ、固形燃料に点火。
約15分ほどで沸騰してくる。思わず蓋を開けたくなるが、ここは完全放置で。
固形燃料が完全に燃え尽き焦げた匂いがしてきたら、そのまま10分ほど蒸らす。
火を点けてからほぼ放置の半自動で温かいふっくらごはんが炊ける。茶碗2杯程度なので1人分にぴったりだ。