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フィルムカメラを趣味にする その8 「ポパイカメラのプリント提案」

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『FILM CAMERA MANUAL』(ぶんか社)が発売されている。

わたしは10年間に渡ってフィルム写真を中心とした趣味の写真誌を手掛けたり、関連イベントを開催してきたが、入門的ハウツームックは久しぶりだ。

というのも、ここ数年はフィルム写真は完全に終焉間近という捉えられ方をしており、取り巻く環境はかなり厳しく、出版物を刊行するというのはかなり難しい状況だったのだ。

しかし、ファッションの世界などから自然発生的にじわじわとフィルム写真が人気となり、いまではアナログ文化リバイバルの象徴的な位置づけになっている。

ただ、フィルムカメラは新品で購入するのはとても難しく、フィルムを作り続けている富士フイルムですら写ルンですを販売しているのみで、フィルムカメラはここ数年で全て廃版にした。

つまり、ハウツームックは中古で購入しやすい定番中古カメラの使い方、フィルムの仕組みや使い方などの定番ネタが多くを占める。

そんな中、最新情報として提供しているのが、時代に合わせた「プリントの提案」だ。

カラーネガフィルムプリントやデータ作成時色味、明るさ、コントラストの調整を行い、陰画(ネガ)を陽画にする

このさじ加減が写真店の腕の見せどころであるし、そのときの流行を反映させることができる。

『FILM CAMERA MANUAL』も自由が丘の人気写真店『ポパイカメラ』とタッグを組んだプリント提案をしており、近年の「フィルムらしい色」を複数提案している。

http://www.popeye.jp/

 

今回は、その記事用に作っていただいたプリントテーストで仕上げた。ファッション誌やポストカードにありそうな雰囲気で、一時期はハイキーで明るい写真が全盛だったが、いまは濃度もしっかりとあるような雰囲気が好まれているのがわかる。

せっかくフィルムで撮るのなら、仕上がりのプリントにもこだわってみよう。

忍野さら×福生
CAMERA:MINOLTA α9
LENS:MINOLTA AF 50mmF2.8 Macro
FILM:Lomography Color Negative 400
PRINT:POPEYE CAMERA

 

レトロで淡い雰囲気。少しだけ黄色みが強調されておりノスタルジックな風合いに。

 

陰影や光の捉え方の表現を大切にしたプリント。色味の調整はほぼ行っていない。

 

濃厚な発色と高めの彩度。いまはこのように主張のあるプリントも人気が高い。

忍野さら:model
1995年6月3日生まれ。
A型。T164B91W57H81。
東京都出身。
Gカップバストと愛らしい笑顔で大人気のグラビアアイドル。

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鈴木文彦(snap!):Photo/Text
フリーランスエディター/フォトグラファー。
フィルム写真『snap!』創刊以降、趣味の写真に関する雑誌・ムック・ワークショップなどを手がける。
主な著書は『フィルムカメラの撮り方BOOK』、『中判カメラの教科書』など。

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FILM CAMERA MANUAL
フィルム写真にこだわった活動を続けている本企画の執筆者が、「いまのフィルム環境」を念頭に編集したフィルムカメラ使い方ハウツームック。
いまからフィルムを趣味にしてみては。全国書店・家電量販店書籍コーナーなどで発売中。2000円+税。

https://amzn.to/2WQAbEz

 

 

 

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