十万年の歳月の中で少しずつ積み上げてできた偶然の造形美「鳥取砂丘」。南北2.4Km、東西16Kmに広がる広大な砂丘だ。鳥取県のシンボル的な存在であり、世界中から観光客が訪れる。
「鳥取砂丘」は国の天然記念物で観光できる砂丘としては、日本最大規模。高低差はなんと最大90mもあり、訪れた人のほとんどがその圧倒的な存在感、世界観、広大な景色に驚く。砂丘から見える日本海も絶景の美しさだ。
取材日、息をハァハァ切らせながら砂丘を歩く。ラクダや馬車の姿を見ながら、テクテクと日本海に向かっていく。広々とした砂丘散歩を満喫した後、名物『鳥取砂丘ビール』で乾杯する。飲みやすいうえ味にキレがあり、砂丘観光直後の水分補給にぴったりであった。
『鳥取砂丘ビール』のつまみには、これまた名物の『砂たまご』がオススメ。和紙で地鶏の卵をやさしく包み込み、砂丘の砂に埋めて加熱したもので、水分がほどよく抜けた独特のホクホク感を楽しめるのだ。
「鳥取砂丘」は、実際に歩いてみると、砂浜というより名前通り巨大な砂の「丘」である。とにかく広いので、それなりの準備をして来よう。
鳥取砂丘
〔アクセス〕
車 鳥取自動車道「鳥取IC」から約20分
路線バス 鳥取駅バスターミナル~鳥取砂丘 約20分
【名所ガイド その43】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。