札幌駅と大通りをつなぐ地下歩道「チ•カ•ホ」。地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅をつなぐ通路であり、歩くと約10分。JR札幌駅から地下鉄南北線すすきの駅まで一直線に結んだもので、広場や壁面モニターもあり、札幌•北海道の観光•文化•スポーツなどを発信する場にもなっている。
札幌の地下歩道「チ•カ•ホ」は、ちょっと急いでいるとき、また荒天候に利用したい便利な地下道。世界で最も雪の多い200万人都市•札幌にとって、この地下通路は最高に助かる。雨や風の影響を受けずに札幌都心部を行き来できる素晴らしさは実際に使ってみるとよく分かる。
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取材日、午後1時に赤レンガテラスから地下通路を歩いてススキノへ。数年前にできたというこの通路で移動が本当に楽になった。まず雨がない、風もない、寒くもなく、さらに信号もない。とにかく歩きやすいうえ、所々に休憩場所まであり、すごく親切で便利。歩きたくなる環境が揃っているのだ。
人類の進歩はホントにスゴイ。開拓時代の人々は雪の大地にこんなに立派な地下道ができるとは、思いもしなかっただろう。不満が社会を進化させる、欲望が世の中を発展させ、人間の暮らしを良くする。我慢だけでは文化の質は上がらないのである。そんな事を思いながら、地下通路を歩き続けたのであった。
地下歩道「チ•カ•ホ」には木製のベンチやカフェなどがあるほか、「赤れんがテラス」「大通ビッセ」などの多彩な店舗が集まる商業施設ともつながっており、地下から全く外に出ずに入店できる。雪、雨、風、車、信号、それに寒さ、こういったものを感じることなく歩ける素晴らしさを、ぜひとも体感してほしい。
札幌の地下歩道「チ•カ•ホ」
2011年に開通した約520mのスタイリッシュな地下空間。
イベントの多い大通公園とも直結している。
営業時間 5時45分~24時30分
【ディープスポット その39】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。