広島の観光名所といえば原爆ドームや平和記念公園が有名だが、市内の中心部に素晴らしい日本庭園がある。「縮景園(しゅくけいえん)」だ。現代の街並みに拡がる四季折々の自然豊かな庭園であり、広島県内外を問わず、多くの方の憩いの場として親しまれている。
「縮景園」は、元和6年(1620年)に、茶人で知られる浅野藩家老の上田宗箇により、浅野藩主の別邸として作庭されたもの。中国の世界的な景勝地“西湖”を模してつくられたと伝えられている。園内が、山川の景、京洛の態、深山の至を庭の中に縮景していることから、「縮景園」と名付けられた。
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取材日、朝9時に起床。そそくさと荷物をまとめ、10時過ぎにホテルをチェックアウトする。本日宿泊する薬研堀のホテルに荷物を預け、まずは観光名所巡りへ。徒歩で縮景園を散歩して旅気分を満喫する。昼間の名所巡りは気分転換にピッタリである。美しい日本庭園を眺めるだけで心身が芯から癒されていく。こういう時間も大事なのを実感した。
「縮景園」の入口の門をくぐり、左手にある『泉水亭』では、様々なお土産や軽食を多数用意している。取材時は抹茶と薄皮まんじゅうの「抹茶セット」(500円)をいただいた。のどかな庭園だが、遠目には近代的なビルが目に入ってきて、都市の中の自然を感じさせる。都会の喧噪から離れ、ふと肩の力を抜きたいときに散歩したくなる名勝地だ。
縮景園
開園時間 4月~9月 9時~18時
10月~3月 9時~17時
入園料 一般260円
広島市中区上幟町2-11
【名所ガイド その37】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。