泥沼の離婚劇を繰り広げた末に、多額の和解金を支払うことで元妻アンバー・ハードを黙らせたジョニー・デップ。ところが、この離婚騒動やその後のゴタゴタで好感度がガタ落ちしたジョニーは、名誉挽回のために「DVの加害者は彼女で、被害者はオレ」などと、わけのわからないことを言い出したぞ!
現在、「DVを受けた」という虚偽の主張により著しく社会的立場に傷を付けられたとして、元妻アンバー・ハードに対して5000万ドル(約55億円)を求め、訴訟を起こしているジョニー・デップ。
4月には「離婚申請以前からアンバーと不倫関係にあり、アンバーが有利になるよう虚偽の証言を行った」として、アンバーの元交際相手であるテスラのCEOイーロン・マスクを裁判に呼びつけたことが報じられた。
イーロン側は「彼女と交際したのは、ジョニーとアンバーが破局してからしばらく経ってから。疑われるようなことはしていない」とジョニーの主張を真っ向から否定している。
このように、名誉を挽回するための裁判でありながら、いまのところジョニーの名誉は少しも挽回できていない。
DV被害の主張が虚偽だったという決定的な証拠も出ず、アンバー側も強気で「この裁判はデップ氏の立場をさらに悪くさせることになるだろう」と語っているほどだ。
そんな状況に焦ったのか、このほど、ジョニーが仰天の主張を始めたという。
なんと、「DVを受けたのは彼女ではない。彼女が受けたというDVを実際に受けていたのはわたしであり、わたしこそが被害者だ」と言い出したというのだ。
ジョニーは、離婚騒動が始まったときアンバーの顔面にあった青あざは、アンバーによる「やらせ」だと当時から主張してきた。
その証拠として防犯カメラの映像のほか、駆けつけた警官の証言なども提出したが、アンバーは“#MeToo”に便乗してさらに嘘を積み重ねたので、自分の身の潔白は証明されないままだったと振り返っている。
そして今になって、「わたしたちの夫婦生活にDVはあった。ただし、加害者は彼女であり、被害者はわたしだ。酒と薬を同時に服用した彼女は、これまで彼女が主張していた内容の暴力をわたしに対して行った。暴力によってケガを負ったこともある」という陳述書を新たに裁判所へ提出。
暴力を目撃していた人物がいることや、当時負ったケガの証拠写真もあることを明らかにした。
ちなみに、2015年3月にオーストラリアの別荘で負った指先を切り落とすという大ケガも、当初はアンバーと俳優ビリー・ボブ・ソーントンとの浮気を疑ったジョニーが怒り狂って自分自身で切り落とし、先端を失った指をペンキに浸して鏡に「ビリー・ボブ」「ヤリマン・アンバー」と書いたとされていたが、今回のジョニーの主張によると、アンバーにウォッカの瓶を投げつけられた際に避けようとして手を出したところ、指先を負傷してしまったのが真相なのだという。
なぜ今ごろこんな主張を? サスペンス映画のようなペンキ文字の証拠写真はなぜ存在する? アンバー側が加害者なのにどうしてジョニーから離婚を申請しなかった? などなどなどなど、不思議な点が多くあるが、ジョニーがそう主張しているのだから信じてあげよう。