何かと感情的になりやすい交通取り締まりの現場。日本でも口論になっている場面はよく見るが、アメリカ人はさらに沸騰しやすいようだ。
アメリカでは年間およそ1700万件の違反者のうち、20万件近くが暴力に発展し、警官と違反者の間で死傷者が出るケースも少なくないという。
そんな悲しい二次災害を避けるべく、研究エンジニアのルーベン・ブリュワーが作ったのが、「ポリスロボット」だ。
開発したブリュワーによると、「人間同士でやりとりする場合、お互い感情的になり、暴力事件に発展することもあります。ですが、ロボットなら常に淡々としています。エキサイトして誰かを傷つけたり、傷つけられたりすることがありません」とのこと。
動画を見ると、ロボポリスはアームが伸びて移動し、顔に当たるカメラが警官とドライバーの会話を仲介する仕組みのようだ。警官は後ろのパトカー内でロボを操作し、互いが直接顔を合わせないでいいようになっている。
要するに間にカメラを介しただけにも思えるが、目の前に怒りをぶつける相手さえいなければ、たしかにいざこざは減るかもしれない。