大宮駅東口を出た正面から右側に視線を移すと、垂れ幕のアーチがかかった歓楽街がある。ここが大宮最大の歓楽街「南銀座」、通称「ナンギン」だ。居酒屋やラーメン屋などの飲食店が集まるほか、キャバクラやDVD観賞など、紳士の遊び場も数多く営業している。
南銀座は夜がメインだが、昼間に足を運ぶのものそれなりに面白い。宴の後の静けさというか、ネオン街特有のどよんとした空気が漂っているのだ。所々に和風パブやエステの看板が立っているが、どれも写真やイラストが凝っており、見て回るだけでも楽しい。
取材日、朝10時半に大宮駅に到着。さっそく駅前の南銀座歓楽街へと歩を進める。「朝キャバいかがですか?」と客引きのお兄さん。午前中だというのに、もう数店ものキャバクラが営業している。しかもセクシーキャバクラまでやっている。ピンサロは3軒あり、営業は午後から。エステや出会いカフェもあり、何かと物々しい。さすが大宮随一の歓楽街である。明るい時間でも妖しさが溢れているのだ。
スナックやパブが集まるビルの中には、ピンサロも営業している。かつては道路沿いに大きなネオンを輝かせていたが、最近は小さな看板があるのみで、少し大人しくなっているようだ。歓楽街の奥にはラブホテルもチラホラ。グルメから色遊びまで揃う、首都圏有数のディープゾーンを体験しに行ってみよう。
南銀座歓楽街
さいたま市大宮区にある繁華街および商店街の通称。
南銀通り•ナンギンの略称もよく知られている。
【ディープスポット その23】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。