松山・道後温泉と言えば『道後温泉本館』が有名だが、個人的にオススメしたいのがその姉妹湯である『椿の湯』だ。椿をシンボルとした松山市民の「親しみの湯」であり、今でも生活には欠かすことのできない公衆浴場として、多くの市民に愛されている。
『椿の湯』は道後商店街の中央付近に位置しており、アクセスの良さはバッチリ。昭和59年に改築されて現在に至っている。貸しタオルも完備で手ぶらで来てもOKだ。花崗岩で作られた湯釜には松山出身の俳人・正岡子規の句が記されている。浴室内は天井が高く広々として解放感があり、ゆっくり足を伸ばして道後の湯を楽しめる。
取材日は、昼食後に公衆浴場『椿の湯』に浸かり、湯の街の旅を満喫する。とにかく湯の質がいい。なめらかで浸かり心地が抜群である。湯上がりの気持ちよさも最高で、ついのんびりしたくなる。
『道後温泉本館』はいつも大人気で、行列ができていて入れないことが多いが、『椿の湯』なら安心してすぐに入れるのがいい。地元のお年寄りが利用しているところに一緒に入るのも、旅気分が高まり楽しい。ゆったりと入浴するなら絶対こちらがいいだろう。
すぐ近くにはストリップ劇場やスナックがあるほか、もう少し足を伸ばせば風俗街もある。『椿の湯』でしっかり身体を洗い流してから遊びに行けば、女のコたちも喜ぶこと確実だ。安くて早くて質もいい『椿の湯』で、身を清めてから湯の街の遊びを楽しもう。
『椿の湯』
営業時間 6時30分~23時
料金 大人400円
【ディープスポット その11】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。