金閣寺は、京都だけでなく日本を代表する観光名所。京都旅行の際には真っ先に訪れるという方も多いだろう。正式名称は鹿苑寺(ろくおんじ)という。京都市北区にある臨済宗相国寺派の寺で、建物の内外に金箔を貼った3層の楼閣建築である舎利殿は金閣(きんかく)、舎利殿を含めた寺院全体は金閣寺(きんかくじ)として知られている。
取材日は、早朝に四条河原町からバスに乗り、金閣寺に向かう。有名すぎる世界遺産に到着前から胸がときめく。朝9時、金閣寺は外国人観光客ですでに大混雑。欧米人も多いが、アジア系の人たちもすごく増えている。白人の団体が自撮り棒を持ちながら記念撮影をしている様子が日本人そっくりでなんだか可笑しかった。
それにしても見事な建築である。日本庭園も素晴らしい。池の水面に映る金色の寺の姿は神秘的ですらある。室町時代の将軍様の威光が時代を超えて伝わってくるようだ。
金閣寺は表の面が有名だが、裏から見るのもまた面白い。正面から見るのとは一味違った渋さがあり、ホッと和みを感じさせる。金色の下に白い壁面が見えるのがなんだが安心するのだ。
金閣寺を観光した後、売店で金粉ソフトクリーム(500円)を購入し、その場で食べる。ソフトクリームに金粉がまぶしてあり、豪華なイメージが漂っている。が、食べてみると、普通のアイスであった。
何度観ても、いつ観ても、金閣寺の華美で荘厳な姿にはウットリしてしまう。非常に混むので、観光するなら朝イチがオススメ。まだ観ていない方はすぐに旅行の計画を立てよう。
金閣寺
営業時間 9時~17時
入場料 大人400円
無休
【名所ガイド その9】
→つづく。
取材・文 イコマ師匠…『俺の旅』編集長。徹底した現場取材をモットーとしている。全国の歓楽街、観光名所、名物グルメを完全網羅。『俺の旅web』の編集長ブログで取材ルポ日記を紹介している。