いまや完全に口語として浸透してしまっているが、実は芸人が生み出した言葉というのは非常に多い。
とんねるずや松本人志、明石家さんまなどは現代口語に大きく影響しているのだ。
え~そうだったの!という言葉が続々!
彼らが言葉を生みだしていなかったら、今どんな言葉を使っていたのか想像もつかないものも多い。
お笑い芸人の社会への影響力の大きさを物語っているといえるだろう。
■とんねるず
~系、~みたいな
全然~(肯定的に使う)
元カレ、元カノ
彼氏・彼女いない歴●年
元サヤ
ツーショット
間違いない(食べ物の感想)
ドタキャン
どれも、現在では当たり前のように使われている言い回しであるが、当時はどれも新鮮な言葉だった。
■ダウンタウン 松本人志
痛い(ダメな人を表現する言葉)
スベる、サブい
噛む(言葉に詰まる、言い間違える)
どや顔
凹む
かぶってる
ヨゴレ
イラっとする
逆ギレ
お笑い界の天才は、独特の表現力で言葉を操った。「噛む」なんてアナウンサーでさえ使う用語になっている。
■志村けん
最初はグー
怪物番組『8時だよ全員集合!』が残した最大の遺産と言えばこれ。今では、「最初はグー」をしないジャンケンが考えられないほどだ。
■明石家さんま
バツイチ
オイシイ(得をするという意味での)
お笑い怪獣は不幸さえも笑いにした。大竹しのぶと離婚した際の会見ではおでこに「×」を書き、「バツイチ」という言葉を世に送り出した。
■ビートたけし
シャレにならない
すべてを笑いに変えてきたたけしでも、笑いにできない惨事をこう表現。これも完全に一般的に使われる言葉となった。