「平成」のスーパースター・イチローが球界を引退し、やや盛り上がりに欠ける雰囲気のあるプロ野球界。しかし、まもなく始まる「令和」時代のヒーローとなりえる、個性的な選手がゴロゴロといるのをご存じだろうか。
まずは、 4月15日現在12球団で唯一3勝をマークしているソフトバンクのピッチャー・高橋礼。彼の特徴といえば、すっかり絶滅危惧種になりつつあるアンダースローだ。近年でも渡辺俊介(ロッテほか)や牧田和久(西武ほか)のようにアンダースローの投手自体はいたものの、いずれも軟投派。しかし、この高橋は昭和の大投手・杉浦忠(南海)や山田久志(阪急)のように140キロ以上の速球を投げ込む、昭和的な本格派アンダースロー投手なのだ! そのダイナミックなサブマリン投法は一見の価値あり。
続いてはコチラも非常に数が少なくなりつつある、左右両打席で打つスイッチヒッターの中でも圧倒的な身体能力を誇る外野手・田中和基(楽天)。スピード感のあるプレーもさることながら、左右どちらでもホームランを打てるパワーが魅力。かつての高橋慶彦(広島ほか)や松井稼頭央(西武ほか)といったスターをほうふつとさせる期待のバッターだ。名門・立教大学出身だが、スポーツ推薦ではない“雑草”プレーヤーなのも魅力的だ。
ラストは、高校通算本塁打を記録を塗り替え、鳴り物入りでプロ野球入りを果たした清宮幸太郎(北海道日本ハム)。彼の魅力は何と言ってもホームランだろう!! 弾丸ライナーで飛んでいく鮮やかな打球は、誰もが認めるところだ。今年はケガをしてしまい、出遅れているものの復帰さえすれば活躍することはほぼ間違いなし。ふてぶてしい顔も今っぽくなくて、逆に愛着が沸く人も多いはずだ。
アナタも「令和」に輝くスターを見るために、球場へ足を運んでみるのもいいかも!