みなさんは“バスプロ”なる職業があるのをご存じだろうか。
ブラックバス釣りといえば、単なるレジャーと思われがちだが、
ブラックバス釣りで釣果を競う大会に出て、賞金を稼ぐプロの釣り選手というのが、日本にもいる。
日本にもいくつか団体があり、バスプロたちが凌ぎを削っているのだ。
となると気になってしまうのが、その賞金の額。
最高峰の大会で優勝者は300万円程度。
他のプロスポーツと比べると、かなり低い金額だ。
実際のところ、大会の賞金だけで生活するのは難しく、
強豪選手でも釣り竿やルアーをプロデュースしたり、
雑誌やテレビなどメディアに出演するギャラが糧となっている。
しかし、ブラックバスの本場・アメリカでは、
バスフィッシングの大会は日本よりもずっとメジャーで、
テレビ中継があり、大手企業のスポンサーがつくので、
賞金も数千万単位でもらえる。
まさに、バスフィッシングのメジャーリーグなのだ。
そのメジャーリーグに2019年度、日本の若武者3人が挑戦する。
青木大介、北大祐、伊藤巧は、日本のバスプロ界では好成績を残している実力者だ。
その実力を本場のメジャーリーグで試してみようというわけだ。
なかでも青木大介は並外れており、日本のあらゆるタイトルを獲得した“日本最強”アングラーだ。
青木ならアメリカでも好成績を残すはず!
そんなファンの期待を一身に背負っての渡米だ。
迎えた初戦。
アメリカのメジャー大会・バスマスターセントラルオープン初出場の青木は奮闘むなしく33位。
しかし、大会は全9戦あり、まだ始まったばかり。
“日本最強”青木大介の巻き返しに期待したい。
青木が苦戦するなか、好成績を収めたのが伊藤巧だった。
かねてから“練習の虫”と言われた伊藤は、努力型の天才といえるだろう。
アメリカでもみっちり釣り込み、なんと準優勝に輝いたのだ。
アメリカでは無事にBassmaster Central Opens 第1戦が終了したそうです。
伊藤巧、結果は2位でした‼︎
DAY2 が悪天候によりキャンセルとなるイレギュラーの中、このような結果を出すことが出来たのもファンの皆さまからの熱い声援のおかげです。
たくさんの応援、本当にありがとうございました! pic.twitter.com/ysm4ZRnsFm— TechStard (@Tech_Stard) February 23, 2019
初年度から偉業を成し遂げてしまいそうな予感も!?
北大祐も日本ではあらゆるタイトルを獲得したことのある猛者。
初日は8位スタートと、その実力を遺憾なく発揮したものの(大会は3日間行われ、1日のリミットは5匹。その合計重量で争われる)、
最終結果は41位。
BASS MASTERでの僕個人ページが早速写真載ってる。😊
魚はもちろん、昨日の8lb Over!!
ビックフィッシュだったみたいです。😆 pic.twitter.com/0kHprGexY5— 北大祐 (@kita_daisuke) February 24, 2019
しかし、大会中最大のブラックバスを釣り「BIG FISH賞」を獲得した。
日本の若武者の挑戦は始まったばかり。
このなかから野球のイチローのように、メジャーリーグで名を残す者は出てくるのだろうか。