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“幻の車”日産MID4のチョロQが40万円!?

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どんな業界にも“幻の”というものが存在する。

釣りであれば絶滅危惧種の幻の魚・イトウ。

サケであれば、1万匹に1匹というアムール川産の鮭児。

ボクシングであればガッツ石松の“幻の右”など。

 

そんな“幻の”が車業界にも存在する。
1969年にたった1台だけ製造されたランボルギーニ・イオタはその最たる物だろう。

日本ではちょうどスーパーカーブームでスーパーカーカードが大人気に。なかでもイオタはカウンタックに並ぶ超人気車種だった。

“幻の車”は日本車にも存在している。
それが日産のMID4だ。
1985年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーでプロトタイプが発表されたスポーツカーで、マニアの話題をさらったものの諸事情から市場に出ることはなく、“幻の”一台となった。

しかし、この発売中止が玩具業界にも影響を及ぼした。
当時、少年たちに大人気だったチョロQ。
ディフォルメされた車体とチョトチョトと走る姿がかわいらしいアクションミニカーだが、
これがMID4の発売に先駆けて、発表後にリリースされたのだ。


オモチャが実物に先駆けて発売されるというのは業界的にはたまにあることです。もちろん、そこは日産も了承していたでしょう。ところが、実車自体の開発が中止になってしまった。そこで、日産からタカラに回収の依頼があったと言われています。当然、市場に出回っている数も少ないわけで、実車は完全に“幻”ですが、チョロQの方も入手困難な幻の存在になってしまったんです」
こう語るのは、昭和玩具研究家の大宮真之輔氏。
実車の発売中止がオモチャまで幻化させる雪崩現象が起こっていたのだ。
そして……。
「当然、MID4のチョロQはプレミア化したわけです。一時は専門ショップで20万円以上になりました。特にピンク色のMID4は貴重で40万円の高値がつくほどでした。現在は落ちついたとはいえ、10万円前後……保存状態が良ければ20万円はつくでしょう」
思わぬオトナの事情で高値となってしまったMID4のチョロQ。
当時、入手した子どもはそんな事情は知る由もなかっただろう。
“幻の”は本来、意図して作られるものではない。
決して、KOを狙って繰り出されるガッツ石松のパンチとは違う。
だからこそ、子ども向けオモチャでとんでもない高値がつくこともあるのだ。

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