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それでもカレーは食べ物である その1 踊るスパイス料理人がゴールデン街から飛び出した 東新宿『サンラサー』

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母の愛あふれるスパイスカレーは新宿ゴールデン街育ち!

 

有澤まりこさんは以前から『踊るスパイス料理研究家』として知っていた。

 

代々木公園のナマステインディアのステージでインドダンスを笑顔いっぱい、元気に踊る姿は魅力的であった。

スパイス料理研究家として活動する中で店を持つという気持ちに至ったのはなぜだろう。

新宿ゴールデン街で『サンラサー』の屋号で間借り営業を開始。

 

夏のカレー特集で載らない雑誌が見当たらないほどの話題となった。

約8カ月のゴールデン街での営業を終え、遂に自分の店での営業がスタート。

場所はパワーステーションの名前も懐かしい日清食品本社の真裏だ。

2017年12月1日、めでたい開店当日に尋ねていった。

 

店内は6人も入ればぎゅう詰めカウンターのみ、そしてスタンディング営業という面白いスタイルを選んだようだ。

カレースタンドというよりも、しゃれたスタンディングバーという雰囲気。

美しいブルーの壁とセンス高いアンティーク材の床と扉。小さな店に精一杯の想いがこもる。

メニューは定番のキーマカレープレート週替わりカレープレート

 

あいがけもできる。

プレートの上にはごはんとカレー、おかずに自家製ドレッシングのサラダが美しく散りばめられる。

定番と言いながらキーマはバリエーションがあるようだ。
この日はブラックペッパー薫るポークキーマ

粒大きめな粗挽きで食感の楽しさと深い味わい。

あいだあいだでブラックペッパーがガリッと弾けて楽しいアクセントだ。

週替わりは冬瓜とチキンのカレー、舌にも、心にも優しくじわりとしみる味。

お母さんと家族のやりとりの延長にあるような、きちんと体を思いやる食事であることが伝わり、気持ちが緩んでいく。

寒いから少し生姜を強くしましょうか、と

いうような、料理で相手を思いやる食事。

包み込まれる優しさと穏やかさがある。

疲れたひとは立って食べるここで疲れを癒すといい。

リラックスや癒しというものがイスとテーブルで出来ているのではないことがよくわかるはずだ。

疲れは身体の話ではない。

胸の中の、おなかの中の話なのだ。

「やりたいことは妥協をせず。カレーも踊りも家族も全部が大切で同じ価値があるんです」とまりこさん。

だからどれもあきらめていないよ、というキラキラとしたパワーが彼女の笑顔から強く伝わってくる。

「午後も頑張ろうというパワーをここからみんなにあげたいんですよ」と、笑顔で話す彼女の横顔は100人くらいの子どもなら面倒見られるよ、とでも言うようにお母さんの慈愛に満ちている。

「お店を持ちたいという気持ちではなく、気がついたらみなさんにここまで連れてきてもらっていたんです。そんな感じ」

あくまで自然体のまりこさんの言葉に彼女の踊りを思い出した。

あの屈託ない踊りにはちゃんとわけがあったのだ。

 

定番のキーマカレープレート(900円)、週替わりカレープレート(900円〜)、あいがけ(1200円〜)。

スパイスティー、スイーツなどもあり

 

 

[ サンラサー ]
住所 東京都新宿区新宿6-27-17 カノープス新宿3F
交通 都営大江戸線東新宿駅A3出口 徒歩3分
営業時間 11:00~14:30(L.O.) スタンドカレータイム
14:00~15:00 カフェタイム(カフェメニュー注文可)
定休日 土日月祝(臨時休業あり/ HP確認のこと)

https://sanrasa.wordpress.com

 

イイヅカアツシ/はぴい
ライター。フードジャーナリスト。食べ歩きスターチーム『たべあるキング』メンバー。著書『iPhone×Movieスタイル』、『カレーの本』。ブログ『カレーですよ』では13年、5000記事を超える実食カレー記事掲載。

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